第11話 モモの事(3)
モモのいやーな予感的中です!
たっくんの新しい仕事のお相手さんが、あの電車の黒髪美人さんだなんて!
都合よすぎです!
マンガとか小説じゃないんだから、そんなにうまくいくはずないのです!
…でも、こうやってたっくんの目の前に現れちゃったからには、もうどうしょうもないのです。
たっくんはドギマギしながらお仕事の話を進めています、
ほんとにわかりやすいんだから!
黒髪美人さんは…ゆかこさんって言ってたかな、たっくんの様子を見ないようにしてお仕事の話しています、ゆかこさんのほうが大人だー
「さて、それじゃあ小枝の事よろしくお願いします宮島さん、こいつ名前どおりで小枝みたいにすぐポキっと折れちまうんで」
「先輩勘弁してくださいよ、あー…本当によろしくお願いします」
「こちらこそお願いします…えっと、一応連絡先を…」
「あぁ、そうですね、赤外線できます?」
二人とも携帯電話出して、アドレスの交換とかしだしちゃいました、さっき名刺交換したじゃん!
用事があるなら会社のパソコンにメール送ったりすればいいじゃん!
むう…モモはちょっと卑屈さんになってしまったようです、こういう気持ちになると、たっくんのちょっとしたことでも気になって仕方なくなります。
全然たいしたことないのに凄い気になっちゃうんです、お話してて返事がそっけなかったり、目を見てくれなかったり、たっくんだって忙しいし、疲れてたらモモとお話するよりお風呂入って、ご飯食べて早く寝たほうがいいってわかってるのに、たっくんがモモをキライになることも、モモがたっくんから離れることだってないってわかってるのに、信じてるのに、凄く凄く信じてるのに、モモにはたっくんしか無いのに、たっくんが少し目線をそらすだけで、モモはいらない子って言われてる気がするんです。
お仕事を終わらせて、おうちへの帰り道でもモモはたっくんに声をかけませんでした。
たっくんはいつもどおりゲームしながら電車に乗ってます、いつもは画面見てるだけで楽しいのに、そんな気も起きませんでした、変なの。
「あ、やっぱりいらっしゃった!」
横から不意に声をかけられたたっくんは、驚いた顔して画面から目を離しました、立ってました、ゆかこさんでした。
「あれ…?宮島さん、なんで?」
「だって電車同じじゃないですか、ひょっとしたらって思って、こないだと同じこの車両に来てみたんです」
言った後にゆかこさんは恥ずかしそうにうつむきました、そうですよね、思いっきり泣いてる所、見られた場所ですもんね。
「…あ、お隣どうですか?」
「はい、失礼します」
ゆかこさんはたっくんの横にちょこんと座りました、たっくんも男の子としてはそんなに大きいほうではないけど、ゆかこさんはかなりちっちゃいです、モモより5センチ以上小さいんじゃないかな、150センチあるかな?って感じです、足も細いし…モモよりスタイルいいかも。
「先日は、あの、失礼しました」
「え!?あぁ、いや、気にしないで下さい、ちょっとびっくりしましたけど」
嘘つき、凄い気にしてたくせに、そりゃあんな状況だったら気にしないほうがおかしいとは思うけどね、たっくんは本当に女の子に接するのが下手だぁ。
電車はこないだみたいに終電じゃなかったから、それなりに混んでて、扉に近い所に並んで座った二人は少し狭そうに座ってお話してます、モモはその横で立ちながらお話を聞いてました、たっくんはモモの事気にしないようにしてました、わざとモモの方見ないようにしてるんだもん。
「あの日は最悪の一日だったんです」
「え?」
「小枝さんとお会いしたあの日は最悪だったんです、朝は電車で痴漢にあって、会社では凡ミス連発して、結局仕事終わらなかったんで自宅に資料持ち帰りになって、彼氏にもふられるし」
「そうですか…って、はぁ?」
「一日嫌なことばっかりで、でも最後に彼氏にあって帳消しできるかなって思ってたんです、でもふられちゃった、だから最低の一日」
なんで?何でそんなこと、今たっくんに言うの?
ゆかこさん何がしたいの?
「…なんで、そんな事になったんですか?」
「単純ですよ、私より好きな人ができたんですって、もっと明るくて、派手で、可愛い子」
「…聞いちゃってすいませんでした」
「いいんですよ、あたしも変ですから、今日始めてお話した人に、こんなことお話ししちゃってるんですから」
「僕に何か出来るわけじゃないですから…」
「そんなこと無いですよ、小枝さんだけだったんです」
「何が、ですか?」
「本当に最悪の一日で、あの日、私に優しくしてくれたのは小枝さんだけだったんです」
To be continued…
たっくんの新しい仕事のお相手さんが、あの電車の黒髪美人さんだなんて!
都合よすぎです!
マンガとか小説じゃないんだから、そんなにうまくいくはずないのです!
…でも、こうやってたっくんの目の前に現れちゃったからには、もうどうしょうもないのです。
たっくんはドギマギしながらお仕事の話を進めています、
ほんとにわかりやすいんだから!
黒髪美人さんは…ゆかこさんって言ってたかな、たっくんの様子を見ないようにしてお仕事の話しています、ゆかこさんのほうが大人だー
「さて、それじゃあ小枝の事よろしくお願いします宮島さん、こいつ名前どおりで小枝みたいにすぐポキっと折れちまうんで」
「先輩勘弁してくださいよ、あー…本当によろしくお願いします」
「こちらこそお願いします…えっと、一応連絡先を…」
「あぁ、そうですね、赤外線できます?」
二人とも携帯電話出して、アドレスの交換とかしだしちゃいました、さっき名刺交換したじゃん!
用事があるなら会社のパソコンにメール送ったりすればいいじゃん!
むう…モモはちょっと卑屈さんになってしまったようです、こういう気持ちになると、たっくんのちょっとしたことでも気になって仕方なくなります。
全然たいしたことないのに凄い気になっちゃうんです、お話してて返事がそっけなかったり、目を見てくれなかったり、たっくんだって忙しいし、疲れてたらモモとお話するよりお風呂入って、ご飯食べて早く寝たほうがいいってわかってるのに、たっくんがモモをキライになることも、モモがたっくんから離れることだってないってわかってるのに、信じてるのに、凄く凄く信じてるのに、モモにはたっくんしか無いのに、たっくんが少し目線をそらすだけで、モモはいらない子って言われてる気がするんです。
お仕事を終わらせて、おうちへの帰り道でもモモはたっくんに声をかけませんでした。
たっくんはいつもどおりゲームしながら電車に乗ってます、いつもは画面見てるだけで楽しいのに、そんな気も起きませんでした、変なの。
「あ、やっぱりいらっしゃった!」
横から不意に声をかけられたたっくんは、驚いた顔して画面から目を離しました、立ってました、ゆかこさんでした。
「あれ…?宮島さん、なんで?」
「だって電車同じじゃないですか、ひょっとしたらって思って、こないだと同じこの車両に来てみたんです」
言った後にゆかこさんは恥ずかしそうにうつむきました、そうですよね、思いっきり泣いてる所、見られた場所ですもんね。
「…あ、お隣どうですか?」
「はい、失礼します」
ゆかこさんはたっくんの横にちょこんと座りました、たっくんも男の子としてはそんなに大きいほうではないけど、ゆかこさんはかなりちっちゃいです、モモより5センチ以上小さいんじゃないかな、150センチあるかな?って感じです、足も細いし…モモよりスタイルいいかも。
「先日は、あの、失礼しました」
「え!?あぁ、いや、気にしないで下さい、ちょっとびっくりしましたけど」
嘘つき、凄い気にしてたくせに、そりゃあんな状況だったら気にしないほうがおかしいとは思うけどね、たっくんは本当に女の子に接するのが下手だぁ。
電車はこないだみたいに終電じゃなかったから、それなりに混んでて、扉に近い所に並んで座った二人は少し狭そうに座ってお話してます、モモはその横で立ちながらお話を聞いてました、たっくんはモモの事気にしないようにしてました、わざとモモの方見ないようにしてるんだもん。
「あの日は最悪の一日だったんです」
「え?」
「小枝さんとお会いしたあの日は最悪だったんです、朝は電車で痴漢にあって、会社では凡ミス連発して、結局仕事終わらなかったんで自宅に資料持ち帰りになって、彼氏にもふられるし」
「そうですか…って、はぁ?」
「一日嫌なことばっかりで、でも最後に彼氏にあって帳消しできるかなって思ってたんです、でもふられちゃった、だから最低の一日」
なんで?何でそんなこと、今たっくんに言うの?
ゆかこさん何がしたいの?
「…なんで、そんな事になったんですか?」
「単純ですよ、私より好きな人ができたんですって、もっと明るくて、派手で、可愛い子」
「…聞いちゃってすいませんでした」
「いいんですよ、あたしも変ですから、今日始めてお話した人に、こんなことお話ししちゃってるんですから」
「僕に何か出来るわけじゃないですから…」
「そんなこと無いですよ、小枝さんだけだったんです」
「何が、ですか?」
「本当に最悪の一日で、あの日、私に優しくしてくれたのは小枝さんだけだったんです」
To be continued…
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